機械加工~耐熱合金
機械加工 ~得意とする耐熱合金
自社開発のドライ加工技術で耐熱合金の高速&高精度&低コスト加工を実現!
高温・高圧の極限環境で使用されるタービンブレードやタービンベーンは、機械加工が著しく困難で一般的に『耐熱合金』と呼ばれる難削材で作られています。加えて、形状の複雑さや寸法精度の厳しさからも機械加工が困難で、加工リードタイムや加工コストの面で課題が多い部品です。
弊社では、『耐熱合金』の中でもインコネル718等の『ニッケル基合金』に ついて、従来からの超硬刃具に加え、セラミック刃具による自社開発のドライ加工技術を確立しました。粗加工にはセラミック刃具のドライ加工、仕上げ加工には超硬刃具のウェット加工と使い分けることで、機械加工が困難な『耐熱合金』もドライとウェットのハイブリッド加工で切削します。
①高速加工
従来からある超硬刃具での切削速度を大幅に上回る高速切削で高速加工を実現しました。


ドライ加工 動画リンク
②高精度加工
5軸加工機に搭載された計測装置でワークの取り付けや外形寸法のバラツキを確認し、加工プログラムの座標補正を行うことで高精度加工 を実現しました。
手仕上げではアクセス困難な個所も5軸加工機と自社開発の小径工具で高精度に加工します。

③低コスト加工
超硬刃具と比較し安価なセラミック刃具で低コスト加工を実現しました。
セラミック刃具を刃具メーカーと共同で開発しています。
加工品サンプル
手仕上げ
ハンドベルトやベーダーマシン等を使用し、産業用ガスタービンや航空機エンジン用の
精密鋳造品(ブレード、ベーン)の手仕上げを行っています。
手仕上げから寸法検査/目視検査、溶接補修まで実施しています。